ECCエアライン学院

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最新情報

松田 有理講師/国内エアライン受験対策コース 担当

・元全日本空輸(NH)キャビンアテンダント
・元JAL Ways キャビンアテンダント

松田先生はなぜキャビンアテンダント(CA)を志望されたのですか?
エアライン業界を目指したきっかけは、大学生になって将来を考えた際に「やりがいの大きさ」を就業の軸にしようと思ったからです。現役CA・グランドスタッフ(GS)の方と話をする機会、また職場を直接見る機会を主体的に作って業界研究をしたところ、社員の皆さんが業務のためにとても努力をされている場面を何度も見ました。その中でもCAの仕事には安全を守るという乗務職ならではの資質も加わり、私の就業の軸とマッチすると考えたことが志望した理由です。
就職活動中に自己の成長を実感されたエピソードはありますか?
就職活動中に気づいたことのひとつが「採用選考は特別なことではない」ということです。日頃の姿勢や考え方、これまでの努力や身につけた学力が、何よりも大切だと気づきました。イメージが先行するエアライン業界では、多くの資質を新たに身に着けて武装する方をよく見かけますが、小手先の技では勝負にならないのだと感じたのです。英語力や学力はもちろん必要ですが、自身が積み重ねてきたものと企業の求めるものをしっかりマッチさせ、伝える力を養うことこそが大切だと気付けたことが、就職活動で私が成果を出せた要因のひとつだと考えます。

採用選考は、小手先の技では勝負にならない。
日々自分が積み重ねてきたことと
企業が求めていることが合致するかどうか。

そして松田先生は、全日本空輸(ANA)から
JAL Waysに転職し、CAとしてご活躍されたのですね。
はい、トータルで13年間CAとして勤めました。転職をしたのは、当時、国際線のみ運航していたJAL Waysでは、30か国以上の多国籍社員の中での日本人CAの役割が大きく、それまで培ったスキルが活かせると感じたからです。またJAL Waysでは通訳業務やコーディネート、PR(広報)などの多様な業務を任せていただきました。他部署の社員と共に業務に臨むことで、会社全体の努力のあり方や、各部門のスペシャリストの仕事を間近に見ることができました。航空会社はさまざまな部門が深い連携を取り、一便を飛ばしています。そのような環境に主体的に携われる視野の広さや、考え方のバランス力を養うことができたと感じています。
現在、国内エアラインコースの受験対策を指導される中で、
どのようなことを強く意識されていますか?
講師という仕事の一番の特徴は、長い時間を担当する生徒と共に過ごすことにあります。クラスが修了する際には、本採用試験の合否という形でその成果が出ますので、講師として生徒の人生に大きく影響を及ぼすという責任を、常に念頭において努力をしています。目まぐるしく変わる政治や経済の影響を受け、航空会社の経営計画も刻々と変化しています。毎年その研究を繰り返し、常に一定の合格者を輩出するために知識を積み重ねる中で、私自身も揺るぎない成長が得られたと感じています。
その松田先生自身のご成長は、
講師経験を長く積まれたことによる成果なのでしょうか。
講師経験を重ねると、目の前の生徒の課題や弱み、内定を阻む壁となるものがとてもよく見えるようになります。希望あふれる生徒にそのようなことを伝える際には、私自身を律し生徒の将来のために必要なことだと考え、強い心で話をします。そしてその後のサポートでは、さらに強い心が必要です。挫けそうになる生徒を全力で支え、さらに指針となる存在であり続ける必要があるからです。クラスでは毎回新たな課題があり、生徒の状況もさまざまです。就職活動支援のプロフェッショナルとして成果を出すために、日々強い心を養っています。

不安を乗り越えるためには、
何が原因か、何をすべきかを自ら考え
一つひとつ行動するしかない。

例えば採用試験が上手くいかない生徒に対して、
具体的にどのような指導をされているのでしょうか?
不安を抱える生徒は、その不安が何に由来するものかが分からず、漠然とした気持ちを抱えていることがよくあります。さらに意外にも不安を打ち消すための具体的な努力ができていないことがあります。そのようなときには、何に不安を感じるのかをすべて書き出して可視化するよう伝えています。その一つひとつをどう乗り越えていくかを共に考え、小さな取り組みを繰り返すことで不安の種を打ち消せるように指導しています。気持ちばかり焦る就職活動では、しっかり踏みとどまり、自分の今の状況を確実に把握すること、そしてそこからどういう取り組みをしていくべきかを考えることが何よりも大切だと考えています。
自分の状況を客観的に見て、不安要素を実際の行動で
払拭していくことが大切なんですね。
毎回クラスのスタート時には、生徒の多くは不安に押しつぶされそうになっています。そういう状況から長い時間をかけ、自信をもって堂々と選考に臨めるよう指導をします。その過程では、不安の元にあるものが何かを話し合い、努力の仕方を一人ひとりに伝えます。その後はその努力が弛まなく続いているか、常に生徒の状況に目を配りながら声をかけています。地道な取り組みが続くため、大きな成果が頻繁にあるわけではありません。しかし授業を重ねる度にわずかでも成長が見られれば、そこには生徒の全力の努力があります。その努力を積み重ね、輝かしい成果を勝ち取る姿を見るたびに、大きなやりがいを感じています。
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