ECCエアライン学院

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修了生の声修了生の声

誠実に、的確に。満足に繋がる“一瞬”を。誠実に、的確に。満足に繋がる“一瞬”を。
Professional Works @ITM / Osaka International Airport

大阪国際空港

航務サービス業務

株式会社JALスカイ大阪/航空オペレーション部 リーダー 中村 早絵さん
(ECCエアライン学院 国内エアライン受験対策コース/ 2005年修了)

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地上にいるもう一人のパイロット

私たち「航務サービス業務」の仕事を、そう呼ぶ人もいます。
機内には搭乗しませんが、目指すはパイロットと同じ。安全なテイク・オフ、そして目的地への到着まで、私たちの務めは続きます。
その始まりはブリーフィングと呼ばれるパイロットとの打ち合わせから。
ここ、伊丹空港から目的地までのルートを共に確認していきます。
高度をどれくらいに取ればよいか相談を受けることもありますし、
到着地の天候不良など遅延が予想される場合は、燃料を多めに搭載しておくことを提案します。
そして互いの持ち場に分かれると、今度は離陸に向け、全スタッフの動向を把握し調整。緊張の連続です。
そして無事離陸後も…。
航路図をはるか上空のパイロットとシェアしながら、目的地まで。安全なフライトを支えるため必要な情報を提供し続けます。

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フライト直前、15分前の決断

飛行機が飛び立つまでは一分一秒もおろそかにできません。
グランドスタッフ、整備士、客室乗務員…各スタッフがそれぞれの持場で瞬間瞬間に向き合います。
私たちの仕事はこうした仲間たち全員の動向を把握し、出発に向けて状況を調整していくこと。
彼らが交わす無線の一言一言に耳をすませながら、その一言の中に、必要な情報を探ります。一瞬の油断もできません。
状況に変化はないか? 共有すべき異変はないか? … 気になる予兆を察知すると管制官に状況を報告、またスタッフの動きを調整したりと、事前に手を打つのです。
例えばバード・ストライク(※)。整備士がエンジン周りの可能性を察知すれば、安全確保のために出発時間の調整を図ることもあります。

また、ウエイト&バランス業務と呼ばれる仕事も私たちの腕の見せどころ。
貨物、手荷物、お客さまなどさまざまな「重さ」が機体にかかります。偏った搭載を行うと飛行中にバランスを崩すことになりかねません。
そのバランスを均一に保つのです。
しかし、搭乗を締め切る瞬間まで、バランスは刻々と変化します。
お客さまのお座席の位置を調整しながら、それでもとれないバランスは貨物で調整するなど、常に状況に即応した対応が必要です。
以前、グランドスタッフの仲間から2人のお客さまの遅延を聞いたときは、貨物の搭載をギリギリまで待ちました。
そしてフライト直前15分前。取り消しを確認した瞬間、貨物の仲間に積み増しを依頼し、最適なバランスを実現したのです。

飛行機は全スタッフの力を集結させて飛ばすもの。それを実感できる瞬間がこの仕事にはあります。

※バードストライク………航空機と鳥が衝突すること。

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そして、離陸後も一緒に旅をする

「テイク・オフ」
スタッフみんなの全力を注いだ機体が大空へ。ほっとする瞬間です。
しかしここからが新たな業務の始まり。航路図を追いかけながら、パイロットとの共同作業です。
天候や周囲の飛行状況などに変化があれば連絡しますし、逆に問い合わせがあれば調べ、回答します。
安全に目的地へ到着するまで、わたしはもう一人のパイロット。
地上にいながら、一緒に空を旅するのです。

ある日のこと、気象情報のモニターをチェックしていると、航路に発生した雨雲に気が付きました。
飛行機がそのポイントに到達するのは何十分後? そのとき雨雲の位置は? 気圧の状況は? …
巨大なレーダーを備えた大阪国際空港には様々なデータが集まります。それらを読み解き、パイロットに伝えました。
大きな揺れを回避し、着陸したパイロットからは「ありがとう。助かったよ」と一言。
お互い、プロとしての職務を全うしただけ。でも、この一言は最高の褒め言葉でした。

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広がっていく、わたしの空

この大阪国際空港の空は、わたしが生まれ育った街の空。小さい頃祖父に連れられて一緒に見上げた、憧れの空です。
ECCエアライン学院で学び、JALスカイ大阪に採用されてから数年。
膨大な情報を取捨選択し、時間の制約の中判断を下す先輩たちの背中を追いかけながら経験を積んできました。
いつも心がけていたのは、ECCの先生からアドバイスいただいた
「中村さんの良さは芯がしっかりしていること。それを活かしていきましょう」という言葉です。
単にマナーや知識だけでなく、わたしの適性を見つけ、伸ばしてくださったこと、
航空業界にかける熱意や仕事に向き合う姿勢を学んだことは、いまでもわたしの財産です。

そしていま、わたしに後輩ができました。
分析力や判断力について伝えることは難しいですね。ですが、だからこそ自分たちの仕事が価値あるものなのだと改めて実感しています。
また、今年の春はアラスカへ出張し、海外での業務を実践してきました。
伊丹から世界へ。「世界で使える人材を!」を合言葉に、業務の可能性も拡大しています。

地上だからこそ見える景色がある。飛べる空がある。
経験を重ねてその先へ。わたしの空は広がり続けています。

イメージ1 エアラインお仕事豆知識 外資系航空会社のCAってどんな仕事?

機内でのサービスと保安が主な任務という点では、国内航空会社と仕事内容は同じです。しかし国によって、企業によって、日本人クルーが求められる採用条件は様々ですが、多くのエアラインで、「美しい日本語」や「細やかな気配り」など、「日本人らしさ」を備えていることが期待されています。それは、日本のお客様に対し、質の高いおもてなしを提供することが求められているからです。「日本人にしかできないこと」、「日本人だからこそできること」を追究していけば、一度のフライトでもできることは多く、それだけに責任とやりがいは大きくなります。さらに、機内で唯一の日本人クルーとして搭乗する場合も多く、「日本の代表」として働くこともできる仕事です。雇用の条件については、各社で条件が異なりますので、事前に調べておくことが肝心。一般的に英語力・サービス経験者とハードルが高い印象をもたれがちですが、既卒募集に加え新卒採用も増加しており日本人クルーの募集は増えています。日本人として海外で活躍したい人は、まず挑戦してみてください。

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